高専チャレンジとは

優れたアイデアと実装力を持つ高専生を対象に、研究開発・製造・土木建設の現場を始めとした実社会で生じる具体的な課題をテーマとして提示し、その解決案を研究テーマとして募集する企画です。この場で生まれた解決策は、実際の現場へと実装され、広く世界で活用される可能性を秘めています。

募集概要

設置企業・組織港区産業推進協議会(大阪市港区)大阪ベイエリア賞では、大阪市内事業者などを特別パートナーとし、同パートナーの審査による特別賞も設置します。申請された内容は、港区産業推進協議会の代表者及び協賛団体(下部参照)にも展開されますので、ご留意ください。
協賛団体
(テーマ設置企業)
・奥村組土木興業株式会社
・成光精密株式会社
・株式会社イノカ
設置概要ミッション:大阪ベイエリアやベイエリアの企業の課題を解決せよ!(※1)
賞金・副賞:開発費30万円+現場実装への挑戦権(※2)
採択件数:若干名
スケジュール応募締切:2022年12月23日(金)18:00まで
審査結果:2023年2月ごろにご連絡予定
募集対象高等専門学校に所属する学生

(※1)詳細な挑戦テーマは、本ページ下部に記載
(※2)協賛企業にて実施されるインターンシップにて開発・現場実証に挑戦できます。

ミッション:大阪ベイエリアやベイエリアの企業の課題を解決せよ!

【大阪ベイリア賞で挑戦できる課題テーマ一覧】

#課題テーマ補足説明
1小学生でも土木建設の仕事が理解でき、興味を持てるプログラムを考案せよ!土木、建設業界の魅力や面白さをわかりやすく説明するコンテンツ(動画、ゲームなど)や教育プログラムの開発と実践に関わるあらゆる内容を募集します。
2現場に潜む危険を検知・アラートする仕組みを考案せよ!土木、建設工事現場、工場には様々なリスクが潜んでいます。高所からの落下物や資材などの荷崩れ、不安全行動や従業員の体調変化(熱中症など)、事故や怪我に繋がる危険を検知し、効果的にアラートを行うことに繋がるあらゆる内容を募集します。
3ドローン・センサーを活用して、インフラ設備の点検を自動化せよ!道路、水道などの社会インフラの点検を自動化するアイデアを募集します。
4建設車両の交通量を計測して、定量化せよ!2025年の大阪・関西万博に向けて、大阪ベイエリアでは土木・建設工事がより一層盛んになります。土木・建設工事を行う企業は、自社の建設車両の交通量を把握して、移動ルートの最適化や、道路状況への負荷低減の考慮が必要です。建設車両に限定した交通量の計測に関するあらゆる内容を募集します。
5弁天町駅周辺エリアの街再生プランを作成せよ!ブランディングによる街の魅力を発信するとともに、エリア内のバリアフリー化するあらゆる内容を募集します。都市計画の要素を含めてもかまいません。
6歪まない加工方法を考案し、難易度の高い案件を誰でもこなせる仕組みを構築せよ!精密な切削加工を行う際、ベテラン職人は加工によってどのくらい材料が歪む(変形する)か推定しながら、刃物の追い込み量(削る深さ)を微調整して加工します。ベテランの職人であれば、経験を元にある程度推定できますが、新人の場合は経験がないため感覚値を持っていません。そこで難易度の高い案件を誰でもこなせる加工方法・仕組みに関する内容を募集します。
7切削油の汚れを検知 / 防止して、加工精度低下を阻止せよ!切削加工において油の汚れは加工精度に影響します。そこで、現場では早めに交換することで対応していますが、コスト面、環境配慮面で改善が求められています。実際に切削油の測定から検知する手法や、使用実績から推定する手法などの内容を募集します。
8外国人技能実習生の業務理解度を把握して、作業間違えを削減せよ!町工場では海外技能実習生など多くの外国人スタッフが活躍しています。日本語が母国語ではない彼らに、日本語で教育や指導を行ったときに、理解度の差による作業の間違いや遅れが生じます。伝えたことをどう理解しているかを確認する手法や、理解が不十分なことを本人の表情から読み取る手法などの内容を募集します。
9治工具の保管場所と関連図面を記録して、効率的な管理システムを構築せよ!加工に使用した・使用する治工具は町工場にとっての財産です。リピート受注した際などに関連図面と連動して、無駄なく治工具を使えるようにするため、保管場所の設計や管理するためのシステムに関する内容を募集します。
10日々変化する案件の振り分け・優先度の管理をDX化せよ!受注した図面をもとに加工工程に分解し、誰が、いつ、どの機械装置で加工するかを工場長が現場で決定しています。追加で入った案件などに応じて再構成される、現場工程について、現場エンジニアや営業部署にもわかりやすく共有するためのシステムや見える化の実装についての内容を募集します。
11省電力で生態系を観測する生態模倣ロボットを開発せよ!クラゲなど水棲生物には、水の性質を利用しながら遊泳するシステムを有しているものが多く存在します。水棲生物に限らず、生態を模倣することで、省電力・効率的に水中内の観測を行うロボットに関する内容を募集します。
12自然に近い波を発生する機構を開発し、自然環境を再現せよ!生態保全の研究をする上で、波や潮の満ち引きなど自然環境を再現した上で、環境破壊のプロセスや介入方法の検証を進めていくことが求められます。そこで、自然環境を再現する機構の開発に関する内容を募集します。
13生き物のバイタルを非破壊的に計測/分析して、生態系を保全せよ!サンゴをはじめ、絶滅危惧種を保全する上では、非破壊的に生き物のバイタルを計測して、健康状況を判断して、対処していく必要があります。画像認識AIやセンサを活用して、生き物のバイタルを計測/分析するあらゆる内容を募集します。

※課題解決の方法や手段について制約はありません。興味のある課題を選び、自分の専門性や得意なことを活かして、どのような解決策がありそうか想像しながらアイデアや仮説を考えてみましょう。採択になった場合は現場に足を運び、課題を更に深堀した上で、アイデアをブラッシュアップ・現場実装に挑戦します。

エントリーや詳細情報

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