硬くてモロい難削材 純モリブデン とは?
純モリブデンの加工が難しいのは、下記の4点の問題があるからです。
成光精密では、この問題をクリアするために日々研究を重ねています。
- 硬いので削りにくい
→切削に時間がかかる - モロいので削りにくい
→薄い、鋭角な形状は欠けやすい - 材料が高い
→欠けやすいのに材料が高いので
加工失敗での費用懸念がある - 材料入手困難
→汎用材がなく、粉末冶金で製作する
POINT1 形状 板厚2.0、ピン角OK
これまでは形状的に加工不可能と言われていた薄板形状、刃物のようにテーパーがかかったピン角形状なども、成光精密では加工可能です。
貫通タップも欠けのない綺麗な仕上がりとなります。材料ベースからの研究と切削技術の研究により、日々技術の向上に努めています。
2部品の一体化も
検討可能
POINT2 精度 幾何公差0.01を実現
硬く切削しにくいため、精密加工がしにくいと言われる純モリブデンですが、材料メーカーとの製造工程からの材料研究にて欠けにくい材料を入手できるようになり、また切削技術についても日夜研究を重ねた結果、このような高精度の部品を切削できるようになりました。
厚み 2.0
平面度 0.01
POINT3 大きさ □300✕300✕40サイズ迄OK
海外メーカーとの材料製法の共同開発により、□300の大きな材料も成光精密では入手可能となりました。純モリブデンの材料が大きさ的に入手不可能であきらめていた加工品も成光精密なら対応できる可能性があります。
□300Xt40までOK
POINT4 材料研究 メーカーとコラボ
モロく欠けやすい材料だからできない・・・を覆すために、海外の材料メーカーとコラボレーションし、材料からの研究改良を始めました。加工結果を材料メーカーに情報共有したことで、欠けにくい材料を製造できるようになっています。これにより、加工技術がさらに向上し、様々な大きさの材料も入手可能となりました。
加工の結果を材料製造過程へ
フィードバック